おサカナさんぽ その2
まつもと市民芸術館西側の道を深志神社方向に向かい、更に建物に沿ってゆくと、水盤というには狭く、側溝という機能もなさそうで、もちろん川ではないので動きもない、「細長い池」のようなものがあります。
静かなエリアです。
そして鯉が何匹も泳いでいます。以前は市民会館があり、前庭としてライラック公園と呼ばれた緑地がありました。そこにあったパブロ・カザルスの胸像は芸術館屋上に移設されましたから、もしかしたら公園にも池があり、その記憶を継ぐために、ここに水を張り鯉を放ったのかもしれません。
市民芸術館正面の、通りを挟んで向かい側にレストランがあります。
レストラン入り口は鬱蒼とした木々の先にあります。
大きな通り沿いとは思えない静けさです。
ここの鯉はちょっと人見知りでしょうか。柵から見る水面は少し距離があり、鯉がいることに気づかないことがあるかもしれません。
さて、レストラン裏のエリアには湧水やそこから流れ出した水路などが見られます。道も狭く、初めて歩くと迷うことがありそうです。老舗の割烹には人がすれ違うのがやっとの細い道を行きます。
その向かい側に湧水と池があり、そこに鯉がいるのですが、ここは私有地のためフェンス越しでしか見ることができません。
そこから池上邸まではそう遠くありません。
水路に泳いでいるものがいます。ここは日ノ出町にも近く、ショッピングモールへの道もあるので、人通りもあり、水路を覗き込む人もしばしば見受けられます。
いました。カジカ?ニジマス?ヤマメ?ぜひ現地で確かめてみてください。
そこからしばらく歩き、日ノ出町に出て、大型ショッピングモールを超えて女鳥羽川沿いを北上し、槻井泉神社に辿り着きました。
この地区の「清水」の由来にもなった神社です。ここにも湧水があり、多くの人が水を汲みにきます。道祖神も欅も有名です。
小さいながらも石橋があり、その渡る橋の下に鯉がいます。
改装された社殿、湧水、欅、鳥居、朱塗の橋、そして池の鯉と、コンパクトに全てが揃っています。
たくさんお魚を見て、何だかお腹が空いてきました。スーパーでお刺身を買って帰ろうかな。